AI FDE ― Forward Deployed Engineer
庁内のAIを「安全に、効果的に使えている」状態まで支えます
「伴走」から、「完走」へ。扱う情報の区分や利用ポリシーを決めるところから、業務アプリの開発・公開・運用開始まで。研修・発見・環境・開発・統制・運用開始の6段階を、1年をかけて順に進める年間支援です。
「伴走」と何が違うのか
FDEは、顧客の現場に入り込み、動くものが実際に使われるところまで自分で持っていくエンジニアの呼び名です。自治体版のAI FDEでは、これを情報部門に入る前提で定義し直しました。
- ゴールを「使えている状態」に置く ── 導入して終わりではなく、対話型も含めてAIを安全に、統制の取れた状態で効果的に使えているところを到達点にしています。
- 助言で終わらせない ── 研修と発見ワークショップで対象業務を選び、クラウド構成・AI・セキュリティ・プロンプトの実装を一緒に進め、定例会での設計レビューまでが範囲です。
- 運用開始まで見届ける ── 庁内・庁外への公開作業、使い方の説明会、初期の利用確認まで。作ったものが現場で実際に使われているかを確かめるところで、1年を締めます。

紹介資料の中身は、コラム 「伴走」から、「完走」へ でスライドとあわせてご覧いただけます。
6つの段階

AIを体感してから、業務に戻る
AI駆動開発ハンズオン、AI利用のセキュリティ、使う前に考えること、実際に使えるユースケース。AIがどこまでできて何が制約かを、業務に戻る前に体感するための段階です。
変えられる業務を、探し出す
業務の流れの側から探す道と、AIを体験してから探す道。その双方から、改善できるもの・AIで変えられるものを見つけていきます。
情報の区分と、置き場所を決める
個人情報を入力してよい条件、要機密情報を扱う環境、判断の責任者。そのうえで、庁内のどのネットワークセグメントで扱うのかを決めていく段階です。
作りながら、支える型をつくる
設計レビュー、クラウド・DBの構成案、AI駆動開発の伴走、つまずきを抱え込まない体制。
ポリシーを、促進と並行して
ルールが無いままだと、経路の見えないシャドーAIが増えていきます。利用ポリシーの策定と、迷わず使えるポータル兼・利用ログの残る入口を、促進と同時に用意します。
AI利用ポリシーの決め方を読む →公開して、使われるところまで
庁内・庁外への公開作業、使い方の説明会、利用促進と初期の利用確認。次に変える業務を決めるところまでが範囲です。
支援で扱う6つのステップ
6段階の中で実際に扱う項目は、6つのステップに整理しています。前半の4つが「整える」、後半の2つが「使う」です。AIの分類ごとのポジショニング、扱う情報の区分と置き場所、統制の仕組み、ロードマップと予算を固めたうえで、変える業務を探し、取り組む優先順位を決めていきます。

1年の進め方(4月開始のサンプル)
- 4〜6月 ── AI駆動開発と「使う前の考え方」の研修。発見ワークショップで対象業務を選びます。
- 7〜9月 ── 置き場所と情報区分を決め、開発に着手。定例会での設計レビューが始まる時期です。
- 10〜12月 ── 利用ポリシー案と効果測定の設計。次の段階へ進むための資料をつくります。
- 1〜3月 ── 公開と使い方の説明会。利用状況を確認し、次に変える業務を決めるところまでが1年目の範囲です。
あくまでサンプルの並びです。実際には、貴団体の状況と、いまAI活用がどの段階にあるかを伺ったうえで組み立てます。

作ることと、支える仕組みを同時に
職員がAIでアプリを作れるようになったあとに残る課題として、北海道芽室町が3つを公開しています。コードを点検できる人が庁内にいないこと、最短ルートで積み上げた設計がどこまで耐えるか分からないこと、保守し続ける人とお金が決まっていないこと。AI駆動開発で内製に踏み出した団体が、その先で向き合うことになる論点です。

AI FDEでは、この3つに技術面の実装支援と分担の設計の両輪で応えます。
作る
- クラウド ── どこに置くか、VPC・DB・認証の型、CloudFormationで再現できる構成
- AI ── 対話型/エージェント/AI駆動開発のどれで作るか、モデルの選定、入力を学習に使わせない契約
- セキュリティ ── 情報区分と入力条件、利用ログ、公開前の点検(権限・脆弱性・個人情報の混入)
- プロンプト ── 業務ごとのプロンプトと評価の型、エージェントの手順設計、CLAUDE.md等の作法
支える
- 自分たちで作る ── 業務ごとのプロンプトと手順書、要約・FAQ回答のワークフロー、様式とデータがある小さなアプリ
- ツールとして使う ── 導入済みのCopilot・Gemini等と公式の入口、庁内で共有するテンプレート、源内の外部Apps
- 事業者に頼む ── LGWAN-ASPの生成AI基盤、Dify基盤の構築と保守、基幹系との連携や本番基盤の構築・保守
線引きは、研修での到達度(内製力)と扱う情報の区分で決め、年度ごとに見直す前提です。

ご契約のかたち
- 無料で始める ── 総務省「地方公共団体の経営・財務マネジメント強化事業」のアドバイザー制度を使えば、相談・研修・「整える」段階の助言までは自治体側の費用負担なしで始められます。
- AI FDE(年間契約) ── 制度で得られるのは助言までで、手を動かすのは職員の皆さまです。環境の構築・開発・統制の実務まで含む部分を、年間契約としてお引き受けします。
- CIO補佐官・アドバイザー契約との組み合わせ ── 月次定例・随時相談・調達の妥当性判断などを含む通年の伴走契約に、AI FDEを重ねる形も可能です。
年度単位の年間契約で、情報部門のご担当者と組んで進める形です。関わり方は月1回の定例会とチャットでの随時相談を基本に、開発の山場には集中開発の時間を設けます。何をして、何をしないか、団体側に何をお願いするかは、下の一枚にまとめました。費用は関わりの頻度に応じて見積書でご提示します。

紹介資料のダウンロード
このページで扱った内容を、スライド27枚の紹介資料としてPDFで公開しました。庁内での回覧や、検討会の下敷きとしてお使いください。
PDF27枚FREE DOWNLOADAI FDE 紹介資料(スライド27枚)国の動向、情報の区分と置き場所、統制の仕組み、変える業務の探し方、AI FDEの仕様まで。約5.3MB/登録不要。ダウンロード ↓スライド1枚ずつの解説は、コラム 「伴走」から、「完走」へ をご覧ください。
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