【無料公開】ガバメントクラウド Savings Plansコミット額算定ツール

ガバメントクラウドにおけるSavings Plansの課題
ガバメントクラウド(AWS)を利用する自治体にとって、Savings Plans(SP)のコミット額を正確に算定することは、コスト最適化の第一歩です。
しかし、AWSコンソールで表示されるSavings Plans推奨値には**「大規模割引」が反映されていません**。大規模割引はガバメントクラウド特有の割引制度で、SP/RI割引後の金額にさらに適用されます。
この問題を解決するため、nice2haveではコミット額算定ツールを無料公開しました。
ツールの概要
コミット額算定ツールは、EC2のSavings PlansとRDSのReserved Instance / Database Savings Plansの両方に対応した、ブラウザベースの算定ツールです。
ツールURL: https://tools.nice2h.com/sp/

主な特長
- 大規模割引を考慮した正確なコミット額算定: CMIRTDインスタンス(第6世代以降)とそれ以外で異なる割引率を自動判定
- EC2 + RDS の一元管理: EC2 Savings PlansとRDS RI/DBSPを1つのツールで管理
- 5つのプランを一括比較: オンデマンド、1年/3年のCompute SP、EC2 Instance SPなどの年間コストをチャートとテーブルで比較
- ホスト名・用途メモ付き: どのインスタンスがどのサーバーかを管理しやすい
- Excelエクスポート対応: 算定結果・比較シナリオをExcelで出力し、報告資料に活用
- 設定の保存・読込: JSON形式で構成を保存し、再利用可能
算定の仕組み
ガバメントクラウドのコスト構造は以下の通りです。
正しいコミット額 = Σ( 定価 × (1 - SP割引率) × (1 - 大規模割引率) × 台数 )
SP割引率はプランの種類(Compute SP 1年/3年、Instance SP 1年/3年)によって異なり、大規模割引率はインスタンスの世代によって異なります。このツールは、入力されたインスタンスタイプから自動的にCMIRTD判定を行い、正確な割引後単価を算出します。

EC2とRDSの統合管理
EC2だけでなくRDS(MySQL、PostgreSQL、Aurora)のRI/DBSPコミットも同時に算定できます。Multi-AZ構成の考慮やエンジンごとの料金差も自動で反映されます。
各プランの年間コスト比較はチャートで視覚的に確認でき、どのプランが最もコスト効率が良いかを一目で判断できます。
インスタンス別内訳
算定結果の詳細は、プラン種別ごとにグループ化されたテーブルで確認できます。ホスト名や用途メモも表示されるため、どのサーバーにいくらかかっているかを把握しやすくなっています。

利用上の注意
ツールに表示されるデフォルトの割引率・為替レートは参考値です。実際のガバメントクラウドの大規模割引率や固定為替レートは、GCASガイド等の公式資料でご確認の上、正確な値を入力してください。
まとめ
ガバメントクラウドのコスト最適化は、正確なコミット額の算定から始まります。大規模割引を考慮した適正なコミット額を算出することで、年間数十万〜数百万円規模のコスト削減が期待できます。
ぜひ コミット額算定ツール をお試しください。ツールに関するご質問やカスタマイズのご相談は、お問い合わせからお気軽にどうぞ。
